第3種換気と第1種熱交換換気の違い

本日は、愛知県春日井市のPanasonicエコシステムさんのIAQ(Indoor Air Quality)Laboを見学しました。

元々は、住宅の温湿度測定からお客様への住まい方のアドバイスができるようにHEMSを導入しようとPanasonicの担当の方に相談したところからでした。

第1種熱交換換気は、いつもシミュレーションをすると、冬には無暖房時に2〜3℃室温が高く保てる結果になる事と、湿度をコントロールしやすい(豊橋は海が近いので湿度が高い)事でずっと入れたいと思っておりました。

ただ、踏み込めずいまだに第3種換気を採用しているのはメンテナンスの心配があります。

定期的にフィルターの掃除や交換をしなければならず、意識してマメにやってくれそうなお客様にしか勧められないと思っていました。

今まで資料をもらってきたメーカーさんに、「本体の出荷量に比べてメンテナンス用フィルターの出荷量はどうですか?」と聞くとみなさん苦笑いをされます。

という事は、「メンテナンスを理解していないお客様」と「売りっぱなしでメンテナンスを勧めていない建築会社」がたくさん存在していると考えられます。

長期に渡り健康で快適に暮らせる家を提供したいので、なかなか導入できていませんでしたが、良く考えたら第3種も多少メンテナンスでの効果は変わるものの、やらないといけないのは同じ事です。

長期優良住宅標準で、30年以上のお付き合いを考えるのであれば3ヶ月に一度、何らかの形で定期訪問させて頂く事も今後必要になるのかもしれないと思っています。

考えれば考えるほど、なるべく近くのエリアで密に仕事ができるのが理想かと思っています。

今回は地元の工務店、設計事務所の先輩方と一緒に見学に行きましたが、帰りに見学した小牧市図書館のスタバで「2000ppmを超えると〜」等、真剣に話しているおじさん5人を隣の高校生はどう思っていたのかなと余計な事を考えていた次第です。

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