
物価上昇、資材高騰により「高くて良い家が建てられない」という事実と、住宅業界が抱える問題に向き合い考えました。
注文住宅には毎回その土地や、お客様の要望に合った設計をするという性質があり、「設計士」や「建築家」と言われる人たちが登場します。
時には営業の方がプランを作る場合もあります。
その設計料や営業経費には通常の住宅の場合、100~600万円程度かかります。
耐震や省エネ設計に理解のある方であれば、当然それを含めてデザインし、素晴らしい設計をされるので充分にその価値があると思います。
ですが、「形だけ、間取りだけ」のデザインのみで、性能や耐久性については苦手な建築家の方も多く存在します。
これは、料理でいえば、「見た目だけ映えるけど味や栄養はわからない」という状態で、自分は食べたことが無い人が盛り付けのみしているようなものなのです。
建築は、比較することが少ないので、意外と住まい手の方も気づかなかったり、時間が経ってから不具合が発生することもありますが、「設計」という立場のところまでその情報は届かないことも多いのです。
代わりに職人さんや現場監督は何十軒も自身で携わりながら体感して、さらに後でクレーム処理に行ったりしているので「見た目よりも大事な事」を肌で感じている事が多いです。
世間では、どうしても見た目がかっこ良い方が売れやすいので、見た目重視の家づくりは多いのですが、下記のような特徴があります。
〇見た目はかっこ良いけどそこそこ高い
〇メーカー任せの空調計画でランニングコストの説明はない
〇構造計算で無理やり耐震等級を確保(部材に無駄に費用がかかる)
それに対して、弊社では逆のアプローチを考えてみました。
実は、耐震、省エネについて効率の良い建物プランは、コストについても効率が良いのです。
〇家の形はなるべく複雑な形ではなく正方形、長方形に近くし、表面積を減らすことで耐震性確保、外皮の熱損失を防ぎ、施工しやすいようにする
〇窓は南面に大きな窓を付け、風が抜けるよう北面や東面に数か所、西面はなるべく設けない
〇構造計画をしっかりして、将来間取り変更がし易い骨組みにする
〇外部の耐久性にかかわる部分は、予算を惜しまず長持ちするものを選ぶ
この東三河の地域で、何度も温熱シミュレーションをしていると、効率の良い建物の形は必然的に決まってしまいます。
基本形状は同じですが、お客様の要望により見た目を少し整えることで、多くの可能性を引き出すことができます。
数百万円の予算が浮くので、
〇インテリアのこだわりに予算を使える
〇素敵な外構に予算を使える
〇浮いた費用を投資に回せる
〇浮いた費用で旅行に行ける
「ハコ」としての形状を決めて、先に構造や将来の耐久性、ランニング・イニシャルコストともに良い省エネ住宅の形を決めて、大きく設計料と建築費を削減する。
その後、インテリアや外構のデザイナーさんや素材に予算をまわし、自分だけのお気に入りをつくり数十年後に必要になったら表面の改装を低予算で行う。
という流れの方が、合理的ではないでしょうか?
作りが定番化しているので、気を付けるポイントもわかりやすくなり、友人や、親戚の建築関係者に高性能住宅の施工を頼むことができます。
具体的な金額の例としては、
28坪で本体価格2100万円(税抜)から (許容応力度計算による耐震等級3、制振ダンパー、断熱等級6(HEAT20 G2)普通の壁掛エアコン冷暖房各1台ずつで全館空調)
付帯工事(外構、エアコン、カーテン、地盤調査、設計、保険、諸経費)400万円程度(税抜)
施主支給も可能です。
他のプランも可能ですので、是非こちらもご相談ください。