高い=良いわけではない

今週は、火曜日から金曜日までずっと勉強でした。

そのおかげでご依頼を頂きながらお待たせしてしまっている皆様もし見られていたらすみません。その分しっかりと品質と満足度でお返し致します。

今の住宅業界のインプットは本当に大切で、耐震、温熱、パッシブ設計、結露対策、耐久性までしっかりと知識を持って設計施工いる会社は実は1割以下の状況です。

ですが、これをやらずに流行りの高断熱だけを中途半端にやると数年後にカビや結露等の大クレームか、無駄に高い住宅を売りつけてしまい、お金をかけたのに意外と良くないかも...という事態が起きてしまう可能性があります。

特に今回感じたのはお金のかけ方で、

名古屋のパッシブデザインカムホームの木村さん(建築知識ビルダーズに寄稿されたり、建築実務者向に講師をされているような方で、自社物件はオシャレなのにゴリゴリに温熱シミュレーションと実測をされている方)

に、マンツーマンで指導という贅沢な時間を頂き、弊社の物件のプランを一緒にシミュレーションしたところペアガラスの場合よりも、高いトリプルガラスを使った方が年間消費エネルギー(光熱費)が高くなってしまうという結果が出てしまいました...

「ただのシミュレーション」ではあるものの、設計と施工を突き詰めるほど物理法則は正しく働いてくれるので、この結果に近いものになるはずです。

もちろん物件や周辺環境によって異なりますし、熱だけでは無く音のためにトリプルを使う価値もありますが、

豊橋の場合、必要な室温を満たすための性能を出すには他地域よりお金をかけずに達成できてしまう可能性が高いです。

その秘訣や逆に危険な注意点もあるのですが、到底ブログで説明できる内容では無いので縁のある方はプランニングでご説明できるかと思います。

つくづく、住宅は料理のように「レシピ」「素材」「シチュエーション」「誰と」がバランスよくが揃って価値が出るか無駄になってしまうか別れるものだと感じたところです。

「高いのにそこまでおいしくない」「そんなに高くないけど何度も行きたい」という料理屋さんがあるように、建築会社も玉石混合です。

弊社はもちろん後者を目指しておりますので、少しだけ提供が遅いのはどうかご容赦頂くか、待てない場合はお尻を叩いて頂けると幸いです。

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