スマホとガラケーくらい違う

住宅の性能のお話です。

一般の方にはなかなか馴染みが無いかと思いますが、この数年で家づくりの大きな流れはかなり変わっています。

1番大きなところでは断熱等級

2022年4月までは等級4が最高でしたが、2022年10月には等級7が最高に変わりました。

そして2030年までには等級5を確保する(最高だった等級4は最低ですらなくなってしまう)予定になっています。

弊社は、標準を断熱等級6に設定し、それ以下は室温シミュレーションをしっかりして、健康に暮らせる条件が揃わなければやらないと決めていますが、まだ世間は断熱には及び腰の会社も多いようです。

でも、今現在ガラケーを使っている人がどのくらいいるでしょうか。

発売から数年は「便利そうだね」という話題で一部の先進的な人が使い始め、今ではスマホの方が主流です。

同じように断熱も、「知らない人は変えていない」「知ってる人や、一度取り組んだ人はもう戻れない」

という状態なっていてとても似た状況になっていると思います。

一般の方や、同業の方に強要するつもりもありませんが、私自身が着信音単音のガラケーのような家で「設計した7年前に戻れたら」と思っているので(断熱以外は満足してくらしています)知識として知って頂ける方が増えると良いなと思っています。

暖かくなって来ましたが、室温18℃以上で暮らせると、健康で頭が良くなるとデータが出ているようです。

「18度未満の寒い家」は脳を壊し、寿命を縮める 最新研究でわかった室内温度リスク | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

冬に寒い家に住んでいると、“脳の神経細胞の質”が悪くなるという衝撃的な事実が明らかになった。慶應義塾大学理工学部の伊香賀俊治教授らが2016年から毎年調査を積み重ね…

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です