佐藤工務店代表は、現場監督出身です。

10年以上新築やリフォーム、不具合修繕の現場と向き合って、建てた後の満足感や困りごとをじっくり見てきたつもりです。

下記に記すことは、営業や、設計の方が「そこまで考えなくても大丈夫です。」というかもしれません。

現場経験が長い方は「予算や時間があれば検討した方が良いですね」というのではないかと思います。

それは、追及していくと「検討しなければせっかくの良い家が投資ではなく浪費になってしまう事もある」考えられるのではないでしょうか。

少し面倒かもしれませんが、先に下記をおさえておくとより楽しい家づくりに専念できると思います。

ご参考ください。

〇土地、地盤

土地の過去を検討せず土地選定を行ってしまった場合や、地盤調査結果について「なぜ地盤改良または地盤補強が不要なのか」を明示できない住宅は、

せっかく地盤保証に加入しても条件から外れてしまうこともあります。

建築会社がどのような考察をしているのか、しっかり確認しましょう。

〇構造

建築基準法を満たすだけの耐震等級1は一度の大きな地震に対して壊れないための最低基準です。ダメージを受けた建物に、その後安心して住み続けられるかは不確定です。

更に2025年の法改正により、それまで耐震等級3のつもりだったものが、品確法ではそうでなくなってしまう可能性もあります。

過去の地震と照らし合わせて、安心して住み続けられる構造を検討しましょう。

〇耐久性

見えない部分をコスト削減のため、耐久性の低い防水紙や換気部材を最低限にすることは良く見られます。

性能の数値だけ高く、床下や屋根壁内の結露対策が出来ていない建物は最も短寿命になりやすい状況にあります。

防水紙の耐久年数や、高断熱住宅においては「なぜ結露しないのか」を理解できるまで確認しましょう。

〇可変性

「特殊な工法」は各社の差別化のための営業ツールのようなものです。

特定の会社でなければメンテナンスできなかったり、費用が高額になると手の打ちようがありません。

「高性能」は特殊な工法を使わなくとも知識があればできるので、どんな会社でもメンテナンスしやすい方法を採用しましょう。

〇省エネルギー性

断熱、気密性能はそこそこ良くても、日射コントロールや冷暖房負荷を考慮できず知らずのうちにエネルギーを使ってしまうと高性能が逆効果に働いてしまうこともあります。

設計力に差が出ますが、季節ごとの太陽の動きや将来の周辺環境にも配慮した計画をしましょう。

〇品質管理

お客様と接するのは営業や、設計の方ですが、家をつくるのは現場監督や職人さんです。

現場の人材にコストを投じなかったせいで、現場の良い人材が不足しているのが今の住宅業界の現状です。

数年後に不具合が起こり、その理由が解明できないということにならないように、営業マンの人柄だけで選ばず、現場見学や、どのような管理体制があるかの確認を積極的に行いましょう。

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