近年の新築注文住宅は、価格高騰で本当に一定の方にしか手が届かないようになってしまいました。

弊社の考え方は、「資産になる家づくり」です。

海外の住宅事情を見て思っていた事ですが、中古住宅がしっかりと高価で取引され、新築は超高額で日本よりさらに限られた人しか手を出せない状態にあると思います。

なぜそうなっているかというと、日本の住宅は「安くつくりすぎたのではないか」と思います。

現在は、「表向きコスパの良い家」が散見されますが、個人的にはとても危険だと考えています。

〇断熱性は良いが気密が取れていない

〇設計は良いが下請け予算を削りすぎて現場が設計通りの物をつくれない

〇換気方式のリスクを把握しておらずカビや健康被害

上記のような新築を選んでしまうと、結局30年そこそこで立て直しか、多大な費用がかかってしまう事になるかもしれません。

もし、弊社が考える「ちゃんとした家」は坪単価だとどうしても税込み坪単価で100万円程度かかってしまうと思います。

土地が約1500万円程度、坪単価100万円程度×30坪で3000万円、その他経費500万円となると5000万円

金利はどうなるかわかりませんが、仮に1%で35年払いならでは月々約14万円の支払いになります。

中古住宅を購入、リノベーションしてとにかく耐震性の向上と設備の更新に費用を回し、長期耐久性を向上させます。

1500万~2000万円程度の中古住宅を購入し、2000万円程度でリノベーションをすれば、3500万円~4000万円程度で耐震性もあり、耐久性も確保された住宅に住む事ができます。

「断熱も新築レベルまで」が本当は理想ですが、大きく予算が変わる部分なので要相談となります。

もし、3500万円なら月々約10万円の支払いとなります。

新築で5000万円との差は月々約4万円

金融庁の

「つみたてシミュレーター」

で4万円を35年間5%の利回りで運用したシミュレーションを行うと、4544万円になります。

35年後に、そのお金で建て替えるか、まだしっかりと使える家と土地を次の方へ売却して、小さな終の棲家をつくる事が資産形成につながるのではないかと思います。

断熱仕様により、光熱費は不利になってしまうかもしれませんが、初期投資が大きく変わるので、若いうちは「少し光熱費を我慢する」という選択肢もあります。

リテラシーの高い方は「安いから選ぶ」では、なく「合理的な取捨選択」が必要な時代になると考え、リノベーションも取り組み始めました。

是非、暮らしの事も、資産のお事も、理論派ファイナンシャルプランナー兼宅建士と理論派建築士の在籍する弊社技術チームにご相談ください。