住宅の高気密高断熱化が当たり前になりつつあり、この結露対策はよりいっそう気を付けないといけないテーマになっていると思います。

家を売りたいだけの会社は結露の事はあまり気にしていないかもしれませんが、

住む方の健康や、家の耐久性、長期的価値を考えると中途半端に考えることはできません。

豊橋くらいの温暖地では冬の結露はそれほど心配することはありませんが、夏の結露は意外と厄介だったりします。

夏に外壁の仕上げをしていない(通気層を設けていない)状態で西日の当たる面の温度を測定すると60度以上になることもあります。

その状態で、室内の防湿フィルムが施工済みだった時、シートに水滴がついてしまっている写真は知り合いからたまに送られてきます。

2重胴縁でしっかりと通気層を確保し、暑くなる仕上材と断熱層の間でしっかり温度を下げ、結露が起こらないように工夫しています。

外壁の色も黒系と白系で温度が変わりますが、弊社の構成であればあまり影響がないので黒い外壁も躊躇なく使っています。

見えないところ程、しっかりとした材料、施工を考えると、どうしてもコストが上がって利益は上げづらいのですが、

30年後にわかっていただける価値としてこだわり続けています。